大学卒業と同時にNPOに就職しウガンダに駐在した著者・田畑勇樹氏。
「なぜアフリカに行ったのか。そして、今なぜアフリカを書くのか」
全国で開催予定の出版イベントで著者がその想いを語る。
大学卒業と同時に飢餓の大地へ飛び込み援助屋となった著者は、深刻な飢えに苦しむ住民たちの命の危機に直面。絶望的な状況を前に、住民たちがこの荒野で農業を営めば、胃袋を満たすことができるのではないかと思い立つ。天候とのたたかいや政治家たちの妨害など、さまざまな困難に直面する著者。当時の手記を元に援助屋のリアルを描いたのが今作『荒野に果実が実るまで』である。
なぜ大学卒業と同時に飢餓の大地アフリカに飛び込んだのか。
立ちはだかる壁に向かい何を思ったのか。
困難の渦の中で信じた道とは何なのか。
そして今なぜアフリカについて書いたのか。
全国5箇所で開催予定のトークイベントでは、ウガンダから一時帰国する著者が、自らの言葉でその信念を語る。
著者からのメッセージ
「アフリカ」=「自分とは関係ない遠い場所」。
そう思われがちですが、グローバル社会の中で
アフリカと私たちの暮らしは確実につながっています。
現場の最前線では、日々援助構造の歪みや社会の矛盾を実感します。
しかしそれと同時に「アフリカの社会課題」と言われることが、
不思議なほど「日本の社会課題」と重なって感じられるのです。
だからこそ日頃から「国際援助」や「アフリカ」に関わる方々はもちろんのこと、
そういった言葉に触れる機会の少ない方々にこそ、
『荒野に果実が実るまで』を、ぜひ手に取ってもらいたいと思っています。
イベントでは、アフリカの現場で実感した「国際協力という仕事のリアル」、
そして「本というかたちで伝える意味」についてお話しします。
厳しい現実の中で懸命に今を生きるアフリカの人々の物語を、
ぜひ一緒に体験してください。
それが読者の方々にとって、日本と世界を見つめ直す
きっかけになるとすれば、とても嬉しいです。
イベント情報

開催地:東京
開催日時:2025.6.27(金) 19:00-21:00
会場:@GOLDEN EGG インキュベーションスペース
東京都渋谷区神南1-18-2 フレーム神南坂 4F
参加費:一般 2,000円/学生 500円
チケットお申し込みはこちらから。

開催地:京都
開催日時:2025.7.3(木) 18:30-20:30
会場:Bazaar Cafe
京都府京都市上京区岡松町258
参加費:お得な書籍購入セット(ワンドリンク付き)
一般 2,500円/学生 2,000円
イベント参加のみ(ワンドリンク付き)
一般 1,500円/学生 1,000円
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開催地:大分
開催日時:2025.7.4(金) 18:30-20:30
会場:HAJIMARI Beppu
大分県別府市千代町5-1
参加費:お得な書籍購入セット
一般 2,000円/学生 1,500円
イベント参加のみ
一般 1,000円/学生 500円
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開催地:佐賀
開催日時:2025.7.5(土) 15:00-17:00
会場:基山フューチャーセンターラボ
佐賀県三養基郡基山町宮浦182−1
参加費:会員 500円/一般 1,000円/学生 無料
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開催地:大阪
日程:2025年7月12日(土) 14:00-16:00
会場:大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)
大阪府大阪市中央区大手前1丁目3-49
参加費:お得な書籍購入セット
一般 2,000円/学生 1,500円
イベント参加のみ
一般 1,000円/学生 500円
チケットお申し込みはこちらから。
プロフィール

1998年、大阪府生まれ。2022年3月に京都大学農学部食料・環境経済学科を卒業。同年4月、認定NPO法人テラ・ルネッサンスに就職。海外事業部職員としてウガンダに駐在。2024年、第22回開高健ノンフィクション賞最終候補作に今作『荒野に果実が実るまで』が選ばれる。現在もウガンダで最貧困層を対象とした農業支援に従事。