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田村淳の“青学生失格”戦記 後編

田村淳
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「偏差値32の田村淳が100日で青学一直線学歴リベンジ」というインターネットテレビ局「AbemaTV」の番組企画で、青山学院大学の入試にチャレンジしていたロンドンブーツ1号2号の田村淳さん。結果は受験した全学部で不合格という残念な形で終わってしまったが、この挑戦を行なってみた感想、見えたものは何だったのか?
 後編は受験勉強秘話と、失敗の理由、今後のことを語ってもらった。

 

──で、どういう流れで最終的に「受験するぞ!」と決めたんですか。

 テレビ局のディレクターに「以前から大学に行きたい」とは言ってて、「じゃあ企画したらトライする?」とは言われてたんですが、「すぐには無理だねえ」とかそんな話をし続けていたんです。でも、大学受験が自分の中で沸き上がってくることなんて、この1、2年だろうけど、あと2年後? 46歳になった自分に果たしてそういう意欲が湧いてくるのかどうか。たかが2年ぐらいだと思われがちですが、40歳過ぎての2年後ってなかなか重たいものがありますし。
 10代後半、20代くらいなら次々に新しいことにチャレンジできる意欲もあるけど。40代半ばでやるとすれば、テレビの企画とか、自分以外の何か別の力が動かない限りは難しいだろうとは思ってました。

 それにどうせトライするなら、黙ってやるよりメディアを通して僕が大学受験をする是非みたいなものも問いたかったし。僕はメディアを使って動きたい人間なんで。そういう意味でいうと、メディアありきじゃなければ受験しなかったと思いますね。
 大人になってから学びたいことを学ぶ、僕のような学歴のない人間でも一生懸命に勉強すれば大学に進学できるといった道筋をみんなに見せることができたらいいなあって思っていた時期に、先ほどいった大学受験について話してたディレクターから「今度こそやってみない?」と誘われ、その瞬間に「青学だったらやる」と答えたんです。

 そこからトントンと話がまとまって、「青学一直線」という番組にたどり着いたわけですが、そう決めたときは「この歳になっての大学受験は照れ臭いな」と少し後悔する気持ちがあることはあったんです。けど、こんなふうに頑張ってみようよ、と周囲から熱く盛り立てられることも今後はないだろうし、と思って。

 

──青学一直線はよいとしても、不安はなかった?

「やってみなきゃわからない」というのが僕の人生の命題なんで、不安はなかったですね。やってみて嫌だったら、途中でリタイアするのも全然アリだと思ってたし。この数年、東京マラソンを走ってみないかといったお誘いを受けることが多いんですが、そのつど「リタイアしてもいいなら受けます」と答えているんですよ。でも、メディアはリタイアしてほしくないという態度なので、じゃあやりません、と(笑)。
 だって、リタイアも立派なリアルじゃないですか。心が折れて走れませんというのも当然アリでしょ。今回も「途中で勉強を投げ出してしまうかもしれないけど、それでもいいですか?」とは言いました。

©AbemaTV

 

──途中で挫折するかもしれませんよ、と言いつつも、田村淳のことだからきちんと作戦を考えていたと思うんですが。

 3科目に絞れると聞いたんで、その3科目をどれにしようかなと。まずは得意な日本史、あとは現代文、古文漢文なし。最大の問題だったのは絶対に英語を入れなきゃいけないということだった。英語対策をどうするか。受験に取り組む前から英語が壁になるとは思っていました。中学時代に英検4級落ちて、そのことを朝の集会で全校生徒にさらされたときから英語を放棄してしまった人間なんで(笑)。そんな人間が100日間という短い期間で習得できんのかなあ、とは思いました。
 とにかく英語の家庭教師とマンツーマンでやらないとラチが明かないだろうなと覚悟はしましたね。

──英語の先生はすぐに見つかったんですか。

 たまたま岐阜県にある予備校の社長と知り合いだったんで、すぐに相談したんですよ。そうしたら、その社長が「淳さんのために、うちの英語教師をひとり東京に住まわせます」と言ってくれたんですよね。

──そりゃまた、豪気な。

 ええ(笑)。それは心強いなと。

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『日本人失格』

プロフィール

田村淳

1973年山口県生まれ。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。タレント「ロンドンブーツ1号2号」として、『ロンドンハーツ』(テレビ朝日)『緊急SOS!池の水全部抜く大作戦』(テレビ東京)などバラエティ番組から、『田村淳の訊きたい放題!』(TOKYO MX)のような情報番組まで多彩なジャンルの M Cを務める。著書に『日本人失格』(集英社新書)等。

 

 
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