みなさん
おひさしぶりです
1がつのおわりに
ミシガンにもどってから
日本にいくじゅんびをして
せんしゅう
ぼくのあぱーとのものと
たくさんの
たのしい
エクササイズのもの
日本におくったです
これから
キャシーといっしょに
日本の
アイスダンスを
ニューエイジにする
あたらしい
むずかしい
ジャーニーのはじまりです
たのしみだよ!
でも
この
コロナウィルスで
日本にいくのが
おくれます
はやく
コロナウィルスがなくなってほしいな…..
みんな
きをつけてね
クリスより
私は来年、二冊の本を刊行する。そのうちの一冊に、キャシーとクリスへの感謝を綴るつもりでいる。むろん、クリスへの哀惜の念を込めてだ。
ふたりは、日本のアイスダンスにしっかりと足跡を残した。果たした役割は大きい。だからこそ、多くのファンに愛されたのである。
ノンフィクション作家、エッセイストの宇都宮直子が、フィギュアスケートにまつわる様々な問題を取材する。
プロフィール
宇都宮直子
ノンフィクション作家、エッセイスト。医療、人物、教育、スポーツ、ペットと人間の関わりなど、幅広いジャンルで活動。フィギュアスケートの取材・執筆は20年以上におよび、スポーツ誌、文芸誌などでルポルタージュ、エッセイを発表している。著書に『人間らしい死を迎えるために』『ペットと日本人』『別れの何が悲しいのですかと、三國連太郎は言った』『羽生結弦が生まれるまで 日本男子フィギュアスケート挑戦の歴史』『スケートは人生だ!』『三國連太郎、彷徨う魂へ』ほか多数。2020年1月に『羽生結弦を生んだ男 都築章一郎の道程』を、また2022年12月には『アイスダンスを踊る』(ともに集英社新書)を刊行。