第二次大戦末期、民間人を含む20万人以上が死亡した沖縄戦。
圧倒的兵力の米軍の前に陸軍・海軍が敗走した後も、沖縄北部の山岳地帯では、まるで「機動戦士ガンダム」の世界のように十代半ばの少年兵たちが主力となってゲリラ戦を展開していた。
彼らを率いたのは陸軍中野学校出身の青年将校たちだ。
そのゲリラ戦・スパイ戦の暗部を明るみに出したのが、三上智恵氏と大矢英代氏が共同監督した映画「沖縄スパイ戦史」だ。
そして、映画に収めきれなかった元少年兵の証言や青年将校たちのその後などの追跡取材を収めた大著が2月下旬に刊行され、早くも増刷された『証言 沖縄スパイ戦史』である。
大勢の一般市民が被害者・加害者となって巻き込まれたスパイ虐殺事件はなぜ起きたのか?
そして現在安倍政権下で進行中の、ヤジを飛ばしただけで警官隊に連れさられる言論弾圧にどう対抗すればいいのか?
その著書『新聞記者』(角川新書)原案の映画「新聞記者」が日本アカデミー賞3冠に輝き、政治権力に忖度しない記者活動で知られる望月衣塑子記者と三上氏が語り合った。
取材・文/稲垣收 撮影/三好妙心
被害者であり同時に加害者でもあった
中野学校出身の青年将校たちの苦悩
――望月さんの『新聞記者』原案の映画「新聞記者」は第43回日本アカデミー賞で優秀作品賞ほか6部門で受賞しましたね。
三上 そう、すごいですね。それに、森達也監督が望月さんの活動を追った「i-新聞記者ドキュメント-」もキネマ旬報の2019年の文化映画第1位に選ばれましたね。本当によかった!
望月 ありがとうございます。三上さんの映画「沖縄スパイ戦史」(2018年公開)も去年、同じキネ旬の文化映画第1位でしたね。
三上 はい。
望月 私も映画「沖縄スパイ戦史」を見ていたので、今回この本を読む前から、ある程度、村上治夫隊長のお話などはわかってはいたんですけど、この本は映画に盛り込めなかった方たちの話も多いですよね。
三上 31人の証言が収録されていますが、映画に出てきていない人も10人入ってますね。
望月 その10人以外は映画でも登場する方たちだけど、映像に凝縮すると、どうしても時間枠の中でカットせざるを得なかった証言もたくさんあって、それらも合わせて、本にまとめられたわけですね。それでこのブ厚さに?
三上 そうですね、普通の新書の3倍ぐらい。752ページあるので(笑)。
望月 でもこれは歴史研究家にとっても、重要な証言集として削れない。映画も私自身すごくこたえたんですけど、本を読むと映画では出し尽くせなかった部分の護郷隊や、それを指揮していた人たち自身の苦しみが見えます。ただちょっと救いなのが、護郷隊の村上隊長と岩波隊長が少年兵たちに信頼されて、彼らに「とにかく生きて帰れ」と言っていたというのが……
三上 救われました? そこ読んでいるとき。
望月 少しですけどね。
三上 私、スマホの待ち受け画面にこの半年、岩波壽隊長の写真を入れているんです、本の出版までのお守りのように。岩波さんと村上さんの2人の姿を本の帯にしたんですが、2人のご家族にしてみれば、「スパイ戦史」なんて本に写真を出すのはうれしくないと思うんです。すごく申しわけないと思うんですけど……。でも少年兵がゲリラ戦をさせられた護郷隊という、この1つの入り口が、今の日本人が全然想像できない戦争の本質や、戦う側の気持ち、国防を遂行する側の気持ちを理解するための、とても大事な入り口になると思って。
私は25年沖縄に住んで沖縄戦の報道に携わってきましたが、どうしても住民目線で「日本兵はひどかった」とか「被害を受けた」という話になりがちで。沖縄だけじゃなくて日本人全体も、戦争っていうと原爆とか空襲とか、自分たちの被害からの語りが圧倒的に多い。加害については「南京虐殺なんてなかった」「従軍慰安婦なんていなかった」という論争に引っ張られて、全然加害の勉強ができない。そう考えたとき、少年兵たちが戦わされた話を追っていくと、被害だけでなく加害も同時に見えてくるこの護郷隊は、戦争を理解する格好の入り口になると思ったんです。たとえば女性なら「自分の子供だったら」と考えて少年兵に感情移入できるし、子供たちが読んでも少年の体験は身近に感じる。そして、15、6歳だった少年兵たちより少し年上の中野学校の隊長たちも22、3歳で、言ってみれば本土の大学生が沖縄の中高校生を束ねて、日本軍が玉砕した後も沖縄で終わりのないゲリラ戦をやらされた。彼らを時系列で追いかけていくと、少年らが尊敬したこの隊長たちの気持ちまで手が届く。全く無茶な作戦ではあったけれど、守ろうと思って戦った軍人側の気持ちもわかってきます。
沖縄戦について日本兵が書いた手記は山のようにありますが、そういう「我が部隊、かく戦えり」みたいな戦記は読む必要がないと沖縄側も拒否してきた。本土の人も今更読まないでしょう。でも兵士がどういう作戦の下で、どんな気持ちで戦ったのかがわからないと、今の自衛隊が何をさせられるのかもわからない。自衛隊のことを勉強するのはハードルが高いけど、少年兵部隊である護郷隊に興味を持った結果戦場に立つ兵隊の気持ちがわかり、それは国防の問題を考える土台になると思うんです。
だから、あの世にいる岩波隊長や村上隊長たちに私、「本当にごめんなさい」っていつも心で手を合わせてるんです。「でも、護郷隊のこの事例を知ることで、今日本中がガーッて戦争に向かっていく流れを一気に止めて、ターンして平和に向かわせる大きなきっかけにするから、写真を拝借させてください」って話しかけてる。
望月 読者の共感を引き出しやすいのは子供の顔とかなのかな、と思ったんですが、あえて村上さんや岩波さんを表紙に立てたというのは、彼らは戦いを指揮する側だけど、少年兵たちを守ろうとしてたっていうシンパシーみたいなものがあるんですか。
三上 守ろうとしてた、とまでは……
望月 言い切れない? たしかに犠牲者もいっぱい出したわけですもんね。
三上 ええ。そうなるとわかっていて作戦を実行したわけだから、そこはもちろん沖縄の子を持つ母からしたら加害者でしょう。でも村上さんは戦後、本土に戻ってからも、沖縄に行けるようになると、護郷隊の少年兵たちの慰霊に毎年通って慰霊碑も作って、晩年には護郷隊の碑の前でワンワン泣きじゃくったんです。どうやっても拭い去ることができない闇みたいなものを、ずっと背負っていたんだろうと思います。それはたぶん沖縄戦を経験した人は皆持っていたと思う。死ぬまで持っていた闇。遠い戦地ではなく「国内でこんなことやっちゃったんだ」という記憶を、そう簡単に拭い去ることはできなかった。たとえ「あの時代、あの国家体制の中ではどうしようもなかったんだ」と考えてみても、自分を責めるのをやめることはできなかったんじゃないかな、と。
望月 そういう意味では決して美化できない彼ら。だけど子供ではなく彼らというのを、この表紙に持ってきてる意味は、私たちがこれから、そういう彼らのような人たちを作る、そしてその下にいる子供たちをもう一度、犠牲にするんじゃないか、みたいな思いがあった? 同じことを今、若い自衛官たちがやらされるんじゃないか、みたいなメッセージというのもあるんですか。
三上 そうですね。一番、切ないのは彼らの存在だと思うんです。少年兵を出せば、すぐに「可哀想」と言ってもらえるけど、同時に「いやあ、でもその悲劇は、現代で繰り返されるわけないよ」って思われるでしょう。だけどもし徴兵でもされたら、これからも私たち、簡単に村上隊長のような立場になりますよね。彼らはたぶん、かなり人格も優れていたと思うし。
望月 実際に今生きてたら、全然違う。
三上 いや、実際当時会ってたら惚れてると思いますよ。ラストサムライっていうか、男気すごいですもん。
望月 男気すごいですよね(笑)。
三上 本当にこの人たちは、人間偏差値は高かったと思うんです。だけど、やっぱり沖縄からしたら加害者だから。そういう切ない存在。「絶対的な被害者」じゃない人を出したほうがいいと思ったんです。それと、彼らのような将校の活躍は、ちょっと軍隊好きな人にも興味を持ってもらえるかな、と。自衛隊基地建設を何で今、沖縄が問題視しているのか、右寄りの人たちにもその背景をこの本で知ってほしいというのも、あるんです。
「機動戦士ガンダム」のように戦闘に巻き込まれた少年たち。
だが、彼らにモビルスーツはなかった
望月 あの戦争は沖縄の人間を守るつもりの「沖縄のための戦争」じゃなかったっていうのが、読めば読むほどすごく説得力を持って迫ってくる。その現実に、まさに今の自衛隊の沖縄への配備問題も含めて気づいてほしいという思いも?
三上 そう、もちろん。映画「沖縄スパイ戦史」の前に、「標的の島 風(かじ)かたか」(2017年公開)というのを撮ったんですが、「スパイ戦史」は「風かたか」の裏バージョンというか。「風かたか」は私の三本目の映画で、「風かたか」っていうのは「風よけ」という意味です。2016年4月に20歳の女性がジョギング中に元米海兵隊の男に後ろから殴られ、暴行されて殺された末、棄てられました。それで那覇で県民大会が開かれ、炎天下の競技場に6万5千人が集まって、大会冒頭に「童神(わらびがみ)」という歌が歌われたんです。次に登壇した被害者の出身地の市長が「今の歌に「風(かじ)かたか」という言葉がありました。私たちはまた、一つの命を守る風よけー「風かたか」になれなかった」と言って泣いて、会場の女性たちも号泣して。それでも米兵の凶悪犯罪は続く。そしてアメリカの対中国戦略の中で、沖縄がまた標的になっていく。だから沖縄の人たちは、勝てないとわかっていても辺野古や高江の基地建設のトラックの前に身を挺して立ちはだかるんです。
私は一作目も二作目も辺野古や高江で基地に抵抗する沖縄の人々を描いてきたんですけど、三作目はそれに加えて「宮古島、石垣島の自衛隊配備が進んでいくということは日本全体の運命を変えるぐらいマズイことだ」と伝えたくて。多くの人が「ただ沖縄に基地が増えるだけでしょ」って感じでしか捉えてないのを何とかしたいと。だから宮古、石垣、与那国の自衛隊配備問題のドキュメンタリーを作ろうと思ったんです。でも辺野古と高江問題もものすごく動いてましたから、辺野古、高江プラス宮古、石垣の自衛隊で作ったんです。でもやっぱり辺野古や高江の印象が強くて、見終わってみれば「自衛隊の基地配備、マズイよね」というのは霞んでしまった。
戦争マラリアのことも私も結構取材してて、「風かたか」にも出してるんです。だけど、戦争の基本的な事実がまず現代の人たちに理解されてないなら「真っすぐ戦争の話をやったほうがいいや」と思って。「風かたか」を封切って、まだ公開関連のイベントが大変だったときに、もうこの「沖縄スパイ戦史」の映画に爆走してた。宮古島へのミサイル新基地建設に反対して現場で抵抗している石嶺香織さんや、石垣島への自衛隊配備に反対する活動をしている山里節子さんたちを描いても、彼女たちに同情するだけで自分の問題にしてもらえない。それなら「基地を作って軍隊を入れた結果、沖縄戦でどうなったか、ということを私が知らせます」ということで映画「沖縄スパイ戦史」を作ったんです。
望月 なるほど。「風かたか」のときのことが、まずあったということですね。
三上 ええ。「風かたか」は、それなりにヒットしたんですが、前の映画とほとんど同じ人数だった。自衛隊のことを描いたから、もう少し叩かれたりディスられることも含めて話題になるかと思ったけど、「三上さんの今度の映画もいい」みたいな感じで、それまで私の映画を見て下さった人しか見てない。だから後輩の大矢英代(おおや はなよ)さんに「一緒に真っ向から沖縄戦をやろう! 戦争マラリアの話は任せたよ」と言って。
望月 なるほど。英代さんは大学院か何かのときに、研究論文も含めて沖縄に入っていて。三上さんが以前いたテレビ局、琉球朝日放送(QAB)でも一緒に少しやってたんですか?
三上 というか、実は英代さんが局に入る前から知っていて。彼女は波照間に通っていて、早稲田大学の野中章弘さん(アジアプレス代表)のゼミ生として沖縄に来たときに会ってるんですが、その時「波照間語がペラペラの変な子がいるなあ」と思ってたら、入っちゃったんですよね、QABに。
望月 入っちゃった、って(苦笑)
三上 彼女のスケールからしたら窮屈じゃないかなって、地方局は(苦笑)。それで、入ってすぐ「これ作ったんですよ」って言って見せてくれた卒業制作ビデオがメッチャ面白かったんですよ。まだそんなにマラリアのことには切り込めてはいなかったけど、何がすごいって、島のおじい、おばあの生活に理想的な感じで溶け込めていて。ここまで島に溶け込めていたら、もう、あと聞き出すのは粘りの問題だから。それで「戦争マラリアをやるなら、あの子しかいないな」と思ってたんです。
望月 なるほど。私は「風かたか」も見て、当時の市長と――今でも市長ですけど――石嶺さんが喧々諤々(けんけんがくがく)やっているのを見て、まさに今のことをタイムリーにやってるので、すごく面白かったし映画にすごく入り込めたんです。でも今お話を聞くと一部の関心ある人にしか見られなかった、と。「沖縄スパイ戦史」のほうが、世界も含めて反響がより強かった?
三上 こっちのほうが全然見てくれた人数も多いです。基地問題ならノーサンキューだけど、沖縄戦秘話とか、スパイとか、中野学校とかで、「見に行こう」みたいな。
望月 そういうキーワードが響いて多くの人が見た。
──少年兵たちがいて、それを22、3歳の青年将校が率いてというと、まさに「機動戦士ガンダム」の世界ですね。村上隊長とか岩波隊長ってガンダムのブライトさんですよ、若いのにホワイトベースの艦長にさせられちゃったブライトさん。
三上 あっ、そうか(笑)。そう言ったらよかったのかな。
望月 なるほど、ガンダムの世界……。
──リアルガンダムが沖縄戦で展開していたと。ただし護郷隊の少年兵にはモビルスーツどころか、まともな武器すらなくて。それと、この隊長たちはブライトさんよりずっと格好いい。ブライトさんも悩みながら、ガンダムに乗るのを嫌がるアムロの頬をひっぱたいて「貴様、なぜ任務を果たそうとしない?」って言ってましたが、村上隊長や岩波隊長の苦悩や背負ってしまった業は、アニメの世界よりずっと重く、悲しいものですけど。
三上 そうですね。
望月 少年兵のゲリラ戦をここまでやったのは日本の中でも沖縄の護郷隊しかない?
三上 護郷隊だけです。でも少年兵っていうくくりでいうと、満州でも少年兵という名前で731部隊のお手伝いしてた人もいます。別に兵隊らしいことはやってなくて試験管洗ったり何かを捨てに行ったり。また台湾にも少年兵部隊が作られていましたが、戦闘地域にはならなかった。あと、この本の第三章に出てくる岐阜県の野原正孝さんも、元中野学校の分校出身で、本土で少年兵部隊を組織してはいました。だけど、実際に敵とドンパチやった日本の少年兵は私の知る限り沖縄の護郷隊だけですね。
望月 少年兵を使ったというのは、そこまで沖縄で、日本軍が追い込まれていたから?
三上 18歳以上が、もう皆、徴兵にとられて、いなかったので。でも別に沖縄の少年たちだけを使おうとしたわけじゃないんです。野原さんも本土決戦に備えて岐阜で少年兵部隊を訓練していたし。当時、残っている人は、おじいちゃんか少年しかいなかった。「少年のほうが一般人のふりができて有利だ」と。民間人の捕虜になったふりして米軍基地に潜り込み、弾薬庫の位置を調べて、後で抜け出して爆破したり。岐阜県の事例もそうなんですが、軍服も支給されないから「もっと兵隊らしい兵隊になりたかったのにゲートル(脚絆)もない、軍帽も軍服もなくて、何が兵隊なんだろう」と思ったって言う人もいます。武器も弾薬もなくて、消耗できるのは国民の命しかなかった。「住民は消耗品だ」って。武器のほうが大事で、武器に次ぐ消耗品として使えるのは、もう少年の命しかなかった、という。武器も「敵から取ってこい」って言われて。敵が投げる時に信管抜き忘れた手りゅう弾を拾って投げ返すとか。敵兵が死んだら、その銃を拾って撃つとか。
野原さん自身そういうふうに教わったから、映画「沖縄スパイ戦史」の冒頭シーンを岐阜に持っていって見せたら、はらはらと涙を流して「かわいそうだ。こんなことホンマにやったんか」って言って泣いて。「彼らはね、全然武器持ってなかったんだよ。敵のを取って戦うしかなかったんだよ。悲惨な戦争だったんだよ」って。
プロフィール
望月衣塑子(もちづき いそこ)
東京新聞社会部記者。2017年3月から森友学園、加計学園の取材チームに参加し、前川喜平文部科学省前事務次官へのインタビュー記事を手がけたことや、元TBS記者からの準強姦の被害を訴えた女性ジャーナリスト伊藤詩織さんへのインタビュー取材をしたことをきっかけに、2017年6月6日以降、菅義偉内閣官房長官の記者会見に出席して質問を行う。会見での質問をまとめた動画と単著について「マスコミの最近のありように一石を投じるもの」として2017メディア・アンビシャス大賞の特別賞に選ばれた。2017年、平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞を受賞。二児の母。2019年度、「税を追う」取材チームでJCJ大賞受賞。著書に『新聞記者』『武器輸出と日本企業』(ともに角川書店)、『権力と新聞の大問題』(マーティン・ファクラーとの共著、集英社新書)『安倍政治 100のファクトチェック』(南彰との共著、集英社新書)ほか多数。
三上智恵 (みかみ ちえ)
ジャーナリスト、映画監督。毎日放送、琉球朝日放送でキャスターを務める傍らドキュメンタリーを制作。初監督映画「標的の村」(2013)でキネマ旬報ベスト・テン文化映画部門1位他19の賞を受賞。フリーに転身後、映画「戦場ぬ止み」(2015)、「標的の島 風かたか」(2017)を発表。続く映画「沖縄スパイ戦史」(大矢英代との共同監督作品、2018)は、文化庁映画賞他8つの賞を受賞した。著書に『証言 沖縄スパイ戦史』(集英社新書)、『戦場ぬ止み 辺野古・高江からの祈り』『風かたか「標的の島」撮影記』(ともに大月書店)等。