宇都宮直子 スケートを語る 第3回

このひとつきのこと(番外編)

宇都宮直子

 

 昨夜、ニュースで羽生結弦を観た。
 黒い練習着で、2011年3 月11 日からのプログラムを短く編集して踊っていた。観ていて、涙が出そうだった。
 彼は、ほんとうに美しい人だ。人を勇気づける力を持つ。言葉がなくとも、込められた祈りが静かに伝わってくる。羽生をはじめ、世界中の選手が、笑顔でリンクに戻ってくる日を待ちたいと思う。
 長くつらい夜も、いつかは終わる。人は強い。必ず、乗り越える。きっと、もうすぐだ。

 

 

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宇都宮直子 スケートを語る

ノンフィクション作家、エッセイストの宇都宮直子が、フィギュアスケートにまつわる様々な問題を取材する。

関連書籍

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プロフィール

宇都宮直子

ノンフィクション作家、エッセイスト。医療、人物、教育、スポーツ、ペットと人間の関わりなど、幅広いジャンルで活動。フィギュアスケートの取材・執筆は20年以上におよび、スポーツ誌、文芸誌などでルポルタージュ、エッセイを発表している。著書に『人間らしい死を迎えるために』『ペットと日本人』『別れの何が悲しいのですかと、三國連太郎は言った』『羽生結弦が生まれるまで 日本男子フィギュアスケート挑戦の歴史』『スケートは人生だ!』ほか多数。2020年1月に『羽生結弦を生んだ男 都築章一郎の道程』を、また4月には『三國連太郎、彷徨う魂へ』が刊行されている。

 

 
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