なぜ働いていると本が読めなくなるのか
「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」……そのような悩みを抱えている人は少なくないのではない。しかし、それは現代だけの悩みなのだろうか。書評家・批評家の三宅香帆が、明治時代から現代にかけての労働と読書の歴史を振り返ることで、日本人の読書観を明らかにする。

  • この連載は2024年4月17日に集英社新書『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』として刊行されました。ぜひご覧ください。
    最終回
    2000年代の労働と読書―仕事がアイデンティティになる社会
    2023.11.20

  • 第8回 1990年代の労働と読書―行動と経済の時代への転換点
    2023.10.7
  • 第7回 1980年代の労働と読書―女たちのカルチャーセンターとミリオンセラー
    2023.9.12
  • 第6回 1970年代の労働と読書―司馬遼太郎の文庫本を読むサラリーマンたち
    2023.7.18
  • 第5回 1950~60年代の読書と労働―「サラリーマン特化本」のベストセラー化
    2023.5.29
  • 第4回 昭和戦前・戦中の読書と労働―本が安くなるとみんな本が読める
    2023.3.30
  • 第3回 大正時代の読書と労働―「教養」が隔てたサラリーマン階級と労働者階級
    2023.2.13
  • 第2回 明治時代の読書と労働―自己啓発書誕生の時代
    2023.1.31
  • 第1回 労働と読書は両立しない?
    2023.1.30
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労働と読書は両立しない?