連載
大学生や転職を目指す若手会社員、メジャーな就職先としてここ数年で一気に定着した「コンサル」。この職業が、若者に限らず「キャリアアップ」を目指すビジネスパーソンにとっての重要な選択肢となったのはなぜか?その背景にある時代の流れは、誰のどんな動きによって作られてきたのか?『ファスト教養』の著者が、「成長」に憑りつかれた現代社会の実像を明らかにする。
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第4回
サッカー日本代表選手はなぜビジネス本を書くのか2023.11.10 -
第3回
『若者はなぜ3年で辞めるのか?』とは何だったのか?
2023.9.11
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第2回
「コンサル本」は成長へのマニュアルか ?
2023.8.2
いまや漫才の大会としてのみならず、年末の恒例行事として人気を博しているM-1グランプリ。いまやその人気は「国民的」とも言える。なぜあらゆるお笑いのジャンルのなかで、M-1だけがそのような地位を確立できたのか。長年、ファンとしてお笑いの現場を見続けてきた評論作家が迫る。
分断と衝突を繰り返すアメリカ。今や国民の多くが「数年以内に内戦が起こる」との恐怖を抱いている。そうした時代の変化に伴い、民主主義と国民国家の在りかたに向き合ってきたアメリカ文学も、大きな分岐点を迎えている。
本連載ではアメリカ文学研究者・翻訳家の都甲幸治が、分断と衝突の時代において「アメリカ文学の新古典」になりうる作品と作家を紹介していく。
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第4回
善い者であれ―コーマック・マッカーシー『ザ・ロード』2023.10.26 -
第3回
ジャズの鳴り響く本―トニ・モリスン『暗闇に戯れて』『ジャズ』
2023.8.22
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第2回
移民こそアメリカ人だ―ケン・リュウ『紙の動物園』
2023.7.4
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第4回
〝寅さん〟がいなくなって、日本人から喪われつつあるもの2023.10.17 -
第3回
ラクに生きられる方法はわかっている。でも、できない。そこが私と紋次郎は同じなんですよ
2023.9.21
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第2回
僕の人生は、流されながら自殺しようとしていたんでしょうね
2022.10.18
2023年3月28日、1人の音楽家が世を去った。坂本龍一、71歳。
著者の平井玄は、都立新宿高校で坂本の1年後輩。1968年の夏、2人は出会って意気投合し、高校生全共闘運動を共にするようになる。
約半世紀、長い沈黙も含めて「異論ある友情」を続けた坂本と平井。
平井は「僕らがついに話さなかったことがたくさんある」と言う。
だから、坂本龍一を探して旅に出ようと決めた。未知の存在も含めて、坂本を知る人びとに会ってみよう、と。
それはこの国の戦後文化史であり、この時代の精神史にもなるだろう。
「両学長 リベラルアーツ大学」「中田敦彦のYouTube大学」「日経テレ東大学」……
ここ数年、YouTube上で学問の知識や教養、お金のやりくりについて教授するYouTubeがブームになっている。そうしたコンテンツはなぜ「大学」という名前を冠しているのか。視聴者たちは、なぜそうした動画に熱狂しているのか。フリーランスのライターとして、ポップカルチャーやネットカルチャーについて取材・執筆を続けてきた藤谷千明が迫る。