連載
いまや漫才の大会としてのみならず、年末の恒例行事として人気を博しているM-1グランプリ。いまやその人気は「国民的」とも言える。なぜあらゆるお笑いのジャンルのなかで、M-1だけがそのような地位を確立できたのか。長年、ファンとしてお笑いの現場を見続けてきた評論作家が迫る。
分断と衝突を繰り返すアメリカ。今や国民の多くが「数年以内に内戦が起こる」との恐怖を抱いている。そうした時代の変化に伴い、民主主義と国民国家の在りかたに向き合ってきたアメリカ文学も、大きな分岐点を迎えている。
本連載ではアメリカ文学研究者・翻訳家の都甲幸治が、分断と衝突の時代において「アメリカ文学の新古典」になりうる作品と作家を紹介していく。
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第5回
イラク戦争を描く―フィル・クレイ『一時帰還』2024.3.8 -
第4回
善い者であれ―コーマック・マッカーシー『ザ・ロード』
2023.10.26
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第3回
ジャズの鳴り響く本―トニ・モリスン『暗闇に戯れて』『ジャズ』
2023.8.22
2014年から大阪に移住したライターが、「コロナ後」の大阪の町を歩き、考える。「密」だからこそ魅力的だった大阪の町は、変わってしまうのか。それとも、変わらないのか──。
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第27回
何度も歩き、少しずつ鶴橋のことを知っていく(後編)2024.1.18 -
第26回
何度も歩き、少しずつ鶴橋のことを知っていく(前編)
2024.1.15
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第25回
新世界市場の片隅で似顔絵を描いていた永澤あられさん
2023.5.17
文化人類学専攻の学生、ヘナ・アーティスト、芸術教育アドバイザーとして、様々な国で暮らしてきた「生命大好きニスト」長井優希乃。世界が目に見えない「不安」や「分断」で苦しむ今だからこそ、生活のなかに漂う「空気感」=「バイブス」を言語化し、人々が共生していくための方法を考えていきます。
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第5回 横尾忠則
魂がどこにあるかは僕にもわからないし、誰も知らない。それでも、魂はあります。2024.1.16 -
第4回 山田洋次
〝寅さん〟がいなくなって、日本人から喪われつつあるもの
2023.10.17
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第3回 中村敦夫
ラクに生きられる方法はわかっている。でも、できない。そこが私と紋次郎は同じなんですよ
2023.9.21
20年前は「ゲーム脳」、今は「スマホ脳」。これらの流行語に象徴されるように、あたらしい技術やメディアが浸透する過程では多くの批判が噴出する。あるいは生活を便利なはずの最新機器の使いづらさに、我々は日々悩まされている。
なぜ私たちは新しいテクノロジーが生まれると、それに振り回され、挙句、恐れてしまうのか。消費文化について執筆活動を続けてきたライターの速水健朗が、「テクノフォビア」=「機械ぎらい」をキーワードに、人間とテクノロジーの関係を分析する。